住生活住まいのトラブル解決クイズ

高校卒業後、ひとり暮らしを始める人もいるだろう。居住ルールや隣人との関係など、住生活のトラブルに関するクイズに取り組み、得た知識をこれからの生活に役立てよう。
Q1.サークルの友達を家に招いて深夜まで飲み会をした翌日。近隣の住人からドアに「騒音が迷惑です!」と貼り紙をされていた。かなり怒らせてしまったみたいだ…どうしよう…




正解正解は②

大幅な改築などのタイミングでない限り、部屋の壁を防音仕様に途中で変えることは難しい。住人どうしが暮らしやすいよう、互いに配慮することが大切である。騒音で迷惑をかけた相手に直接謝りに行くことも考えられるが、相手がどう対応してくるかわからない場合、大家さんに相談して間に入ってもらう方が安心である。

Q2.アパートの向かいの家に、自分の家のなかが丸見えだと気づいた。なんだか視線を感じるし、どうしよう…




正解正解は③

①のような対応をすると、向かいの家の人との関係をさらにこじらせる場合もある。気になる場合は大家さんに相談しよう。もっとも効果的なのは、③のようにカーテンを使って外からの視界を遮る方法である。住宅への侵入窃盗を防ぐためにも、窓から家の中のものや生活パターンが丸見えにならないよう、遮光カーテンなどを使うとよい。とくに女性のひとり暮らしの場合は、性別や年齢が特定されにくいようなカーテンの色や柄を選ぶのもよい。

Q3.大学で知り合った人と交際することになった。相手は、あなたの部屋で同棲したいと言っているが、自分の部屋の契約書には2人入居は不可と書かれている。次のうち、正しいものはどれ?




正解正解は①

ひとり暮らしの物件に入居者が増える場合、大家さんや管理会社にその旨を伝える必要がある。2人入居が不可の物件の場合は原則として同棲はできないが、大家さんや管理会社の考えによっては、期間の限定や共益費の増額などの条件付きで認められることもある。ただ、無断で同棲していることがわかった場合、契約違反として退去を命じられたり、家賃を増額されたりする可能性が高い。なお、契約内容次第だが、一泊する程度なら許容されるケースも多いので、物件選びの際には契約書をしっかり確認しておこう。

Q4.部屋の中で野球の素振りをしていたら、バットがすっぽ抜けて壁が凹んでしまった…! どうしたらよい?




正解正解は③

賃貸物件の借主は、退去するときには原則として、借りた当初の状態に戻す必要がある。退去の際には、大家さんや管理会社が部屋を確認する。画鋲・ピンなどを刺した小さな穴や経年劣化などによる損傷などはとくに責任を問われないが、家具をぶつけたり、故意に穴を開けたりした大きな損傷があると、修理費用を請求される場合がある。また、大きな損傷を素人が修理するのは難しい場合が多いので、大家さんや管理会社に報告しよう。

Q5.たまにしか家にいない隣の人、ベランダから変な臭いがするな…と思ったら、ベランダを伝って害虫が入ってきた! どうしたらよい?




正解正解は②

賃貸物件において、ベランダは、法律上ほかの住人との共有部分と規定されている。災害などの緊急事態の際は、ベランダが避難通路として利用されることもる。物件全体の美観を損なったり、ほかの住人の生活に悪影響を与えたりしないように使用する必要がある。なお、室内に準じた扱いではあるため、隣のベランダにまで殺虫剤を噴射するのは避けるべきだが、大家さんや管理会社に連絡してベランダをきれいに保つよう注意してもらうことはできる。

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