保育イヤイヤ期の子どもにどうかかわる?

紙面p.22-23「子どもはどのように発達する?」

あなたが3歳の子どもの親になったと想像しながら、イヤイヤをする子どもへの寄り添い方を体験してみよう。

あなたは共働き家庭で、3歳の男の子・イツキくんを育てている父親だ。
ある朝、会社に遅刻寸前のあなたが、大急ぎで保育所にイツキくんを送りに行こうとしている。イツキくんに自転車に乗るよう急かしながら、あなたが自転車の鍵を開けたそのとき…。

あーっ!! かぎ、ぼくが開けたかったー!!
ぎゃああー!!

(この忙しいときに、イツキのイヤイヤが始まったか…! どうする…?)

ダメ! もう時間がないの。パパは会社に遅刻しそうなんだよ!

ぎゃあああ!!
やりたかったのー!

もう知らない!置いていくよ!

待ってよおー!うわあああん!

少々強引だったが、なんとか保育所の入り口にたどり着いた。しかし…。

やっぱりママと来たかったー! ママじゃないと保育園入らない!

結局、パートナーに電話をかけて保育所へ来てもらった。夫婦とも仕事に1時間以上遅刻した。イツキくんはずっと泣き止まなかった。

しばらく抱っこすると落ち着いて、「本当はママと行きたかったんだ」とつぶやいていた。あなたは仕事に30分ほど遅刻したものの、イツキくんは気持ちを聞いてもらえて安心したようだ。

そうだね、やりたかったよね。でも、パパもお仕事に行かなきゃいけないんだ。保育園に着いたら鍵を外すのお願いするね。

やだ。今やるの!

もう時間がない!言うこと聞かないと置いていくよ!

じゃあ、今日は特別に鍵を開けるのをお願いするね。急いでるときは、パパにやらせてね。

うん!
かぎ、がちゃがちゃ!

あなたは仕事には10分遅刻したが、イツキくんは自分でやりたいという気持ちが認められてうれしかったようだ。

そうだね、やりたかったよね。でも、パパもお仕事に行かなきゃいけないんだ。保育園に着いたら鍵を外すのお願いするね。

やだ。今やるの…。

あ、そうだ! 保育園で飼ってるカブトムシは元気にしてる? 「イツキくんは早く来ないかなー」って待ってるよ?

……行く!

イツキくんの好きなカブトムシの話題で興味を引き、なんとか保育所にたどり着いた。しかし…。

カブトムシを使って注意を引こうとしたが、2回同じ手は通用しなかったようで、「ママがいい」と泣き止まなかった。あなたは仕事に10分遅刻した。

しばらく抱っこしてイツキくんの気持ちを落ち着けた。泣き止んだあと、「本当はママと行きたかったんだ」とつぶやいていた。あなたは仕事にはギリギリ間に合った。

うれしそうに鍵を触り始めたイツキくんだが、鍵穴にうまく差し込めずに何度もくり返しているようだ。どうする?

(このままだと遅れる…)ちょっと貸して、パパがやるよ。

ぎゃあああ!!
パパがやっちゃだめなのー!

結局イツキくんを泣かせてしまい、保育所に着いても機嫌が直らなかった。あなたは仕事に30分遅刻した。

鍵をつけようとがんばったんだよね。パパがやっちゃってごめん。

イツキくんはその後素直に保育所へ行った。あなたは仕事には5分遅刻したが、イツキくんは自分のやりたい気持ちをわかってもらえて満足したようだ。

ここをパパがもってあげるね。

うん。ありがと!

イツキくんは自分で鍵をつけられて満足し、素直に保育所に行った。あなたは仕事にはギリギリ間に合った。

がんばってるね! 鍵の先っぽの向きを穴に合わせたらどうなるかな?

あっ、開いた! やったー!

多少時間はかかったが、イツキくんは自分で鍵をつけられて満足し、素直に保育所に行った。あなたは仕事にはギリギリ間に合った。

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